作品名
緊急脱出プログラム2
作者
12-155氏




緊急脱出プログラム2


我々SOS団は危機に陥り、俺たちは重大な決断を迫れていた。

どうして、こんな事になっかと言うのを一言で現すと、例によってハルヒが退屈し出したからだ。
ハルヒの退屈の虫が騒ぎ始めたのを察知した古泉が、何かイベントを考えないと拙いってんで、
例によって鶴屋家の協力で別荘を借り、隕石が落下したという山に探査(ハイキング)と相成った
ところ、あんなことやそんなことがあって、現在山中に忽然と姿を現した館に軟禁状態にあると
いう、二番煎じもいいところの超ベタ々な展開となっている訳である。
今回違うのは、長門が「館そのもの」に関する事項以外は正常だと言うこと。
軽食の用意を口実に、朝比奈さんに頼んでハルヒを厨房に追いやり色々やった結果、我々が
持ち込んだ物は勿論、家具などこの館に元々あった物でも長門の情報操作によりその存在を
変化させることが出来た。
ドリル、ハンマーによるドアの破壊、ガラス切りによる窓ガラスの切断は尽く失敗し、阪大の
激光よりも強力なレーザーも作ってみたが、カーボンナノチューブ程の穴すら開けることが
出来なかった。


ハルヒが食事の用意が出来た旨告げに来た。
ダイニングに入ると、サンドイッチとサラダが我々を待っていた。
「ここのキッチン凄いのよ、道具も食材も何でもそろってて、何作ろうか迷っちゃう位」
おい古泉、俺が脇腹をつつくと
「わかってますよ、涼宮さんに限らず扉を開けた瞬間に『その時欲しいもの』がそこにあるの
でしょう」

食事の後片づけが済んだ俺たちは取り敢えず適当に決めた客室に引き上げた。

ノックの音がした、開いている旨告げると、古泉が顔を出し
「5分後にエントランスに来てください、但し涼宮さんに気取られない様に」
4分後にエントランスに行くと、既にハルヒを除く全員が集合していて俺が最後だった。
「キョン君、罰金です」
朝比奈さん、こんな時によくそんなボケが出ますね。
「それはさておき、我々が置かれている状態はですね……」
様々な状況証拠から、長門の宇宙人パワー自体はそのままで、俺たちを館に留め置くこと
のみに超常的力が働いていることから、情報統合思念体絡みではなく、タイプは違うものの
ハルヒの作り出した閉鎖空間の一種であろうと結論付けた。
まあ、結論付けたところで何も変わりはしないのだが……
ところで、ハルヒは何でこんな空間を作り出したんだ?
退屈の虫によるストレスなら、古泉には悪いが例の閉鎖空間を創り出してお終いだろ?
「簡単に言ってくれますね、あれでも結構命がけなんですよ」



「もしかして涼宮さん、便秘なのかもしれません」
朝比奈さん、快食快○と顔に書いてあるハルヒが便秘とは思えませんが
「確かに涼宮さんの食事の量はいつもより少なかったですね」
ハルヒに限らず、こんなところに軟禁状態に置かれたら、食も細ると思うが
「それは違いますね、涼宮さんなら、こういう場合『食べられるときに食べて体力を温存すべきよ』
といって、普段の倍食べるでしょう」
確かに、前回ハルヒは俺たちより多く喰ってたな
「涼宮ハルヒが腹部に手をやる回数が、普段の1.7320508倍に増加している、妊娠の兆候は
検知していない、便秘を気にしていると推測される」
「これで納得がいきました、涼宮さん自身による緊急脱出プログラムと思われるものが用意され
ています、あれです」
指さす方向を見たとき俺は思わずこめかみを押さえた、一呼吸置いて頭を上げたがそれは、
消えることなく存在していた。

そこには、「浣腸」の山がそびえていた。


浣腸で「ええ糞出して、エクソダス(脱出)」か……
問題は、誰がハルヒに浣腸するかだな
全員が同じ方向を向いた、俺も釣られて見たが誰もいない、どうしたんだ
頭を元に戻すと、射抜く様な鋭い視線が痛かった。
「キョン君、こんな時によくそんなボケが出ますね」
「涼宮ハルヒはすべてを委ねられる相手としてあなたを望んでいる」
『すべてを委ねる』なんて、大げさな…
便秘を解消するためだけの浣腸なら自分でやれば済むことで、俺の出番は無いよ。
「イチジクって慣れないと、なかなかうまくその…お尻の穴に入らないんです、それに入れて
からも、5分とか我慢しなきゃいけないですけど、実際にはそんなに我慢出来無くって、お薬だけ
出てしまうこと多いんです」
「自分一人では出来ないから誰かに頼まざるを得ない、しかし頼んだ相手はともかく他人には
絶対知られたくない…まあ当然ですね」
潜在的に望んでいる事だとして、面と向かって『浣腸させろ』と言って『はいお願いします』と
承知するとは思えんが
「涼宮さんの説得は私がします」
朝比奈さん、お申し出は嬉しいのですが、どうやって説得するのですか?
「私も便秘症なので、そこから話をしていけば、きっと納得してくれると思います」
古泉と長門を見やると、古泉は相変わらずのインチキスマイルで肩を竦め、長門は
無言だった。
わかりました、ハルヒをお願いします。




ハルヒの部屋に向かった朝比奈さんを見送りながら古泉が
「涼宮さんの方は朝比奈さんにお願いするとして、我々は準備に取り掛かりましょうか」
イチジクをぷちっとするだけだろ、準備って何をするんだ?
「涼宮ハルヒに用いる浣腸はイチジクと呼ばれている軽便浣腸では不足であると判断する」
「彼女自身、イチジクで用が済むとは考えていないから、あれが用意されているのです」
古泉の視線の先には、スタンドに吊り下げられたエネマシリンジとワゴンがあった。
ワゴンの上には、蒸留水・グリセリンにワセリンといった薬品の他、ガラス製浣腸器が乗せられて
いた。
俺たちは、何故かバスルームが他の三倍ぐらいあるツインを見つけると、先ほどの機材を運び
込んだ。

ノックの音がしてうつむき加減で少々顔色も良くない朝比奈さんが入ってきた。
朝比奈さんは、きりっと覚悟を決めた顔を上げると
「涼宮さんは条件付きで承知してくれました」
「朝比奈さん、条件とはなんでしょうか?」
「キョン君がしてくれるのと、あっのー私も一緒に…」
俺がやるのは腹を括っているから構いませんが、どうして朝比奈さんまで浣腸しなければ
ならないのですか?
「私が最初に便秘症だと言ったことと、やっぱり一人では恥ずかしいからだと思います」
俺が毒づきながらドアに向かおうとすると、進路を妨害する様に長門が立ちはだかる。
「涼宮さんは朝比奈さんと一緒であることにより、純粋な医療行為にしたいのですよ」
古泉の弁を受けて、長門は三点リーダーと共に僅かに頷いた。
「長門さん、涼宮さんを呼んできてもらえますか?」
音もなく移動しドアを開け出て行った。


古泉、今回おまえはどんな役割だ?
「今回僕に与えられた役割はこれです」
古泉が出してきたのは、池上製の肩載型HDカムコーダーであった。
「ひぇー、そっそんなー」
朝比奈さんは口をパクパクさせて卒倒寸前である
「おまえなー正気か? 、第一そんなものどこから出した」
「いつでも使える状態でこの部屋にありました、おそらく涼宮さんの意志だと思います」
あいつはなにを考えているんだ、たとえハルヒの意志だとしてもそいつは無しだ!
「まっ、あなたならそういうと思っていましたよ、ダイニングに良いワインとチーズが
ありましたから、それを楽しむことにします」
一応未成年だから自重しろよ。
「わかっていますよ、それにしても単に裸身を見せるだけでなく、肛門と性器を晒しあまつさえ
排泄するところを、見られても構わないと……あなたは幸せですね」
うるさい! 人の気も知らないで! とっと行け!

古泉が出て行ったのを見計らった様に、長門がハルヒを連れてきた。
「キョン、おなかが張ってつらいの、だから…」
最後まですっとぼけて「おねがいします、ご主人様」とか言わせることも出来たのであろうが、
後の始末に困るのが目に見えているので、わかっている旨を告げ、長門に一旦外に出るので
二人の準備を手伝う様頼んだ。



廊下に出てドアの横の壁にもたれる。
「何もしない内からずいぶん疲れた顔してますね」
当たり前だ、世界を救うのに事欠いて「浣腸」とは驚きを通り越して情けないの一言だ
差し出されたトレイからチーズとグラスを取る、酒というものをほとんど飲んだことのない俺にも
良いものだとわかる。
ドアが開き長門が顔を出す。
トレイにグラスを戻すと、古泉に頑張れるだけ頑張ってみるわと告げ部屋に入った。
長門よ二人の準備をしてくれとは言ったが、何故おまえがバスローブを着ている、
「この空間に囚われてからエラーの発生が急増しその蓄積が危険なレベルに達しようとしている」
本当か?
「あなたに対し嘘を言う必要はない」
それはそうだが、俺の顔を見ようとせず、頬が赤い様に見えるのは気のせいにしておこう

長門の先導でバスルームに入ると、ハルヒと朝比奈さんが、全裸に剥かれ各々手と足をバーに
拘束され俯せになっていた、恥ずかしさを堪えるためか二人とも口をへの字に結び無言で
あった。
「暴れると危険、安全に配慮した結果」
「……」
意を決し口を開こうとした矢先
「本当は、あなたへのサービス」
長門は俺だけに聞こえる様小さな声で言った。
ここで抗議してもややこしくなるだけと腹を括り、ありがとうよと肩を叩いた。


長門はバスローブを落とすとその裸身をハルヒの隣に横たえた。
スタンドに吊された二つのエネマシリンジには、それぞれ「朝比奈みくる様」「涼宮ハルヒ様」と
名前が入っており、既に薬液が満たされていた。
ワゴンの上にあったメモを手に取る、その下にはガラス製浣腸器は何故か5本も用意されて
おり「長門有希」のタグが付いていた。
メモには、薬液は量と濃度が調整してあり、ハルヒに間違えて上級者の朝比奈さん用の
薬液を用いると危険と記してあった。
朝比奈さんが便秘症で浣腸を使用していることは知っているが、上級者という呼称は
どうかと思うぞ、それに「危険」てどういう意味だ?
長門に問いただしたかったが、ハルヒのいる前ではさすがにそれは憚られたので、
さっさと浣腸することにする。

ワセリンを指に採り、朝比奈さんの肛門をマッサージする。
「あっ、あっー」
ワセリンをつぎ足し更にマッサージを続けると、声が艶やかになってくる。
肛門が柔らかくほぐれてきた頃合いを見て、「朝比奈みくる様」のタグが付いたノズルを
差し込む、バルーン付きで膨らませると抜けなくなる構造である、確かに上級者
向けであるな。
何故俺がそんなことを知っているのかと言うと、谷口・国木田ペアから色々廻ってくる
からだ。
その手の趣味はないと固辞したが、どうしてもと言うので見たら肝心の部分はほとんど
なく、延々器具とその使用手順の解説というAVとしては、どうかと思う様な奴が
廻ってきたのが、つい先日のことである。
まさか、それもハルヒの非常識パワーの一環か?
ノズルをセットし引っ張っても抜けないことを確認すると、タイマーのスタートボタンを
押しピンチコックを緩めた後、再度タグを確認しハルヒに移る。




同じようにワセリンを指に採り肛門のマッサージをするが、「初心者」の為かなかなか
ほぐれてこない。
「うっ、い、いたいー」
力を入れるからだ、力を抜け
ワセリンをつぎ足すこと数回、ようやく指が一本楽に出し入れ出来る頃、痛みを訴え
ない様になった。
ハルヒの方は普通のノズルである、差し込んでピンチコックを緩めると薬液が流れ出す。
その間、ハルヒは恥ずかしさで真っ赤な顔をして俺を睨んでいた。
睨むならこんな事させるなよ、心の中で呟やいた。
そんな顔するな、苦しいのを少し我慢すればすっきりだから…
おっといけない、タイマーのスタートボタンを押すのを忘れていた。

長門に取り掛かろうしてワゴンを見た。
下の段に、空になった容器が置いてあるのに気付きその一つを手に取った。
「涼宮ハルヒ様」と書かれたグリセリンの瓶であった、隣には同じ量の蒸留水。
基本通り50%濃度の薬液を用いているらしい。
「長門」と書かれた容器も数本あり組み合わせからハルヒ同様50%濃度らしい。
「朝比奈みくる様」と書かれた容器も見てみた、どこから手に入れたか知らんが確かに
「危険」だな……『ドナン(Donan)』と書かれた容器を元に戻した。

「キョン、おなか痛い、トイレに行かせて!」
薬注を開始してから一分ほどでハルヒが訴えてきた。
駄目だ、最低でも後四分は我慢しなきゃ、今出してしまうと倍の量を入れないといけ
なくなる。
何の根拠もないAVの台詞そのままを言ったが、ハルヒは納得したのか口はアヒルの
ままだったが黙り込んだ。

少々遅くなったが、長門の番である。
肛門をマッサージし、ガラス製浣腸器で一本また一本と浣腸していく。
否応なく目に入るのは長門の女陰部である、そこが段々と潤ってきているのに気付いた。
五本目が終わって二人が己の便意との闘いで廻りの音が聞こえていない様子に魔が
差した俺は、指の平で長門の突起を刺激していた。
少しの刺激で突起は固くしこり、俺の指の平に大変心地よい刺激を与えてくれた。
長門が振り向き小さな声で言った。
「それは後で、今は意識がそれて『危険』」
はいはい、おいたは駄目よと、長門の後を退いた途端ハルヒのタイマーが鳴った。




タイマーをリセットするとハルヒの前に廻った。
よく我慢したな偉いぞ、もう出して良いぞ、うん、どうしたハルヒ
「出ないのよー おなかは痛くってしょうがないのにお尻の力が抜けないのよ!」
ただひたすら締めることだけに、力を注いでいたため麻痺してハルヒの肛門は開くこと
を拒否してしまったのだ。
どうしたものか? ついこう言うとき頼れる長門を見てしまう。
相変わらず無表情ながらも僅かにひそめる眉で便意に耐えているのがわかる。
その顔見ていると、先ほどの長門の言葉がよみがえる、確か「今は意識がそれて『危険』」
と言ったはず、そうか! 別の種類でもっと強い刺激を与えれば括約筋が緩むかもしれない。
ハルヒの下腹に手をやって小さな突起を探し胸も一緒に刺激する。
「キョン! なにすんのよ、やめなさいってば……、あっあっー」
全身を震わせると、噴出物が弧を描いた床を打った、同時にアクメに達した。
シャワーで身体と床を洗い流すが、時折思い出した様に排泄物が押し出されてくる。
再びマッサージを行う、今度は良くほぐれていて、二本の指が難なく飲み込んでいく。
ワゴンから、「涼宮ハルヒ様」のタグが付いている洗腸用アヌス栓を取り上げると、
ワセリンを塗り注意深く挿入しバルーンを膨らませると抜けないのを確認する。
シャワーヘッドを外したホースを洗腸用アヌス栓から伸びるチューブに取り付けられた、
減圧弁が内蔵された変換ソケットにつなぐ、微温湯を注入すると開口部から時折固形物が
混じる茶色い色の液体が流れ出すが、やがて透明になりハルヒの直腸内は空っぽになった。
半分意識のないハルヒだが、肛門への刺激を快感に感じている様で女陰部から白濁した
液体が太腿を伝っている。
猛烈に自己主張している愚息には悪いが、「純粋な医療行為」に背くと冗談でなく
この世の終わりが来る。


長門の所に戻り先ほどの感触の続きを楽しむ、全身が強張りいよいよと言うとき、朝比奈さんのタイマーがアップしたため仕方なくその場を離れる。
何故か長門の顔が残念そうに見えた。
バルーンから空気を抜くと朝比奈さんの肛門はあっさり決壊する。
洗腸にはハルヒに用いた様なアヌス栓は使わず直接ホースを挿入すると隙間から水が
溢れ出る。(「よい子は真似をしてはいけませんよ」って誰に言っているだ俺は……)
ちゃんと穴を締めて!
「キョン君、駄目です、力入んないです〜」
パーン、白く丸く柔らかいお尻に手形が浮き上がってくる、ほら締まるじゃないですか
「キョン君、いた〜い、酷いです〜」
その割に声が嬉しそうなのは何故でしょう?
おなかが臨月の妊婦の様に膨らむまで注水、その後最後の一滴までひり出せるのを
数回繰り返すと汚れは全くなくなった。

その間に長門の肛門は決壊し噴出物は長門の情報結合の解除により無に帰していた。
俺を見る長門の目が恨めしそうだった、俺なんかしたか?
拘束を解れた女性陣がシャワーを浴び着替える間に、ダイニングにいた古泉に手伝わせ
器具を片付けた。
エントランスに集合しハルヒがドアに手を掛けるとあっさり開いた。

すっきりしたハルヒを先頭に疲れ気味の俺たちが鶴屋さんの別荘に戻ると、出発してからほんの
小一時間しか経っていなかった。



週が開けて、みんな所用のため先に帰ってしまった部室に長門と二人きりになった。

なあー長門
「何? 」
おまえは本当にすっきりしたのか?
本を閉じ、上目遣いで俺を見る
「来て」
おまえのマンションか?
僅かに頷く


その後、俺と長門は臭い仲になった。

糸冬











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